鍵だけは不用心!窓用エアコン取り付け後に役立つ防犯グッズ5選

こんにちは、ここまる(@CoCoM4Co)です。

窓用エアコンを取り付けた後、窓用補助錠をつけたからと安心していませんか?
警視庁の住まいる110番によると、侵入窃盗の被害は令和4年で3万6,588件(認知件数)も発生しているそうです。

私も賃貸住宅でしたが窓用エアコンを設置していました。しかし防犯面では常に不安が…。

この記事では、私が実際に感じた事をもとに、これから取り付け予定の方へ向けて役立つ防犯グッズを紹介していきます。

目次

防犯対策のポイント

ここまる

窓用エアコンを取り付ける上で、私が押さえておきたいと感じたポイントは3つです。

  1. 窓用補助錠は必須
  2. 窃盗犯に狙われにくくする
  3. 窃盗犯の侵入をあきらめさせる

ポイント別におすすめのグッズを見ていきましょう。

窓用補助錠は必須

窓用エアコンを取り付けると窓は半開きの状態になってしまいます。この状況だと、もともと窓に備わっているクレセント錠による施錠ができないので、内からも外からも開け放題です。

下記の資料は警視庁に空き巣の侵入経路の統計です。いかに無施錠の状態が危険なのかがわかります。

空き巣の侵入経路(認知数合計)

【一戸建て住宅】第1位:窓からの侵入(8,525件)

【3階建以下共同住宅】第1位:窓からの侵入(2,528件)

警視庁「令和元年の刑法犯に関する統計資料」

そこで取り付けたいのが窓用補助錠です。この錠は名前の通り、窓に後付けするタイプの鍵になります。取り付けてみるとわかるのですが、補助錠の有無で安心感も段違いですし、実際に防犯面でも大きな差が生まれます。

窓用補助錠は大まかに分けると2つの種類があります。

  • 窓サッシに差し込んでして使用するもの
  • 窓に両面テープやビスで固定するもの

今回は取り付けが簡単で、賃貸でも取り扱える「窓サッシに差し込んで使用するもの」を紹介します。

空き巣に狙われない対策を

ベストとしては被害が発生するのを未然に防ぐことなので、まずは狙われにくくする必要があります。

ただ問題点として、窓用エアコンを取り付けた家は外から見ると一目でわかってしまいます。特に1階に設置している場合は侵入も容易なので、空き巣にしてみたら狙いの的になっているかもしれません。

そこで狙われにくくするという観点で調べてみると、日本防犯設備協会に以下の記述がありました。

犯罪者が犯行をあきらめた理由として約60%が「近所の人に声をかけられた、ジロジロ 見られた」、次いで「ホームセキュリティが導入されていた」「犬を飼っていた」等が あげられています。

公益社団法人 日本防犯設備協会

窃盗犯からしてみると「人から見られているかもしれない状況」というのは、通報されるリスクが高くなる状況と捉えることができます。

これから紹介するセンサーライトや防犯カメラは、この状況を生み出すことができる防犯グッズです。防犯意識を見せつけ窃盗犯を威嚇し、下見や物色をしに来た犯人を追い返しましょう。

センサーライト

センサーライトは動いている人や物に反応して、点灯のオンオフを切り替える仕組みのライトです。薄暗い夕方や夜に不審な人物が近づいた場合に効果があり、侵入や窃盗を未然に防止する効果が期待できます。

センサーライトには種類がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあるので、自宅で設置したい場所や環境に合わせて検討してみてください。

乾電池タイプ

電源が取れなくても、乾電池さえあれば場所を選ばず設置できることがメリットです。ただし電池が切れた場合は動作しなくなり無防備になってしまうので、こまめに電池を交換する必要があります。

電池タイプ

AC電源から給電を行い動作するので、電池切れが発生せず常に機能することがメリットです。(停電時、故障時は除く)ただし設置したい場所に電源がなければ工事等で増設する必要があり、費用が掛かる恐れがあります。

ソーラーパネル

太陽光で充電するため乾電池や電源が必要なく、故障しない限りずっと使用することがメリットです。ただし設置場所には配慮が必要で太陽光がよく当たる場所に設置しなくてはいけません。また悪天候が続いた場合は充電が十分に行われず、ライトの光が弱くなるデメリットがあります。

防犯カメラ

防犯カメラを設置することで犯罪への抑止効果を期待できます。また、映像を警察に提出できることもメリットです。

ダミーカメラ

防犯カメラの設置が難しい場合はダミーカメラを設置する選択肢もあります。ただし窃盗犯に見破られないようにするため、設置する際は本物と同様に不自然にならないようにする必要があります。以下の点に注意です。

ダミーカメラだとバレてしまう一例

形状での設置場所

防犯カメラにはドーム型とボックス型、そしてバレット型の3種類がございます。ドーム型・ボックス型は基本的に屋内でしか設置ができないので、屋外に設置してある場合ダミーだと思われやすくなります。逆にバレット型の場合は屋外設置がメインの為、屋内に設置してあるとダミー防犯カメラだと思われるでしょう。

電気配線の有無

基本的に防犯カメラは電気配線が必要なため、コードが一切なく壁や天井にくっついているだけのカメラの場合、怪しまれます。

カメラの設置位

防犯カメラは撮影範囲や距離というものが決まっています。超高性能なカメラを除き、基本的に防犯カメラは3m~4mの高さに設置をします。

株式会社アルコム

「5分」が被害の分かれ目

警視庁によると、侵入するための5分が被害の分かれ目になっているようです。

侵入に手間取り、5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどはあきらめるといいます。「侵入に時間をかけさせる」。これが、侵入されるかどうかの大きなポイントになります。

警視庁 住まいる防犯110番

ここで補助錠の項目を思い出していただきたいのですが、窃盗犯が選ぶ侵入経路は最多は窓からでした。さらにこの情報に補足すると、窓からの侵入方法で窃盗犯がとる行動は「ガラス破り」による被害が最多です。

「ガラス破り」には大まかに3種類あります。

こじ破り

大きな音をほぼ出すことなく簡単に鍵周りのガラスを割る方法です。
マイナスドライバー等で窓ガラスの鍵周りの隙間に衝撃を加えます。すると簡単にガラスにヒビが入るので、これを数回場所を変え繰り返しガラスを割ります。

打ち破り

大きな音は出ますが、一瞬でガラスを割る方法です。
バールなどの硬いもので鍵周りを強打し、ガラスを割り鍵を開け侵入します。

焼き破り

多少時間はかかりますが音がほとんどしない方法です。
ライターやガスバーナーを使いガラスに急激に熱することでガラスを割り、鍵を開け侵入します。

この先ではガラスを割られにくくする対策物や、もし割られてしまった場合に被害の拡大を防ぐ防犯グッズを紹介します。

面格子

面格子とは、住宅の窓の外側(内側もある)に、防犯などを目的として取り付けられている金属製などの格子です。よくお風呂場の窓に取り付けられていたりします。

効果としては窓をこじ開けられる・割られるた場合や、開きっ放しになっていた場合でも格子が邪魔をして侵入を防いでくれます。

非常に防犯効果が高いメリットがありますが、取り付けには外壁に穴を開けたり窓枠にねじ止めしなければいけません。そのため、賃貸住宅では設置が厳しい場合があります。

窓破り防止フィルム

防犯フィルムを貼ってある窓ガラスをハンマーなどで叩くとガラスは割れますが、厚いフィルムがガラスを保持するので、外部から侵入しづらくなります。

侵入を手間取らせる意味でも役立ちますし、打ち破ろうとした場合は周囲の目に警戒をせざるをえない状況に追い込めるのも優秀です。

防犯フィルムはDIYで貼ることもできますが、上手く貼れていないと性能を十分に引き出せません。心配という方はお金はかかりますが、専門の業者に依頼するのもいいでしょう。

防犯ブザー

窓用防犯ブザーは、窓ガラスが割れた衝撃や振動で作動する物です。仮にガラスを割られてしまった場合の最後の砦になります。

大きな音が鳴るので空き巣に侵入を辞めさせるきっかけになるだけでなく、異常に気づいた近所の人が通報してくれる可能性も高くなります。

まとめ

防犯対策で大事なこと
  • 周囲から見られているかもしれない状況
  • 大きな音、明るい場所(光)

窓用エアコンを取り付ける場合、窓からの侵入が一番多いことを頭に入れて防犯対策を行うと高い防犯効果を期待できます。

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この記事を書いた人

パソコンの前に座ることが趣味です。モノを使って感じたコトや日々の体験など、気ままに記事にしています。

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