こんにちは、ここまる(@CoCoM4Co)です
窓用エアコン(ウインドエアコン)を購入してから2年が経ちました。引越しのタイミングで売りに出すことにしたので、使用する中で感じたことをまとめます。
この2年間、賃貸物件でも問題なく使用できていました。
やはりエアコンの有無で快適さは段違いだったので、もっと早く購入すればよかったと少し後悔しています。
効き目も抜群でしたので、壁掛けエアコンが設置できず悩んでいる方におすすめです。
2年間使用して感じたこと
私は購入したのは「CORONA ReLaLa CWH-A1821」という冷暖房兼用タイプの窓用エアコン。およそ5~8畳までの部屋に対応しており、除湿・換気機能に加え内部換気の機能を搭載しています。
賃貸マンションの一室でしたが、設置して感じたことは以下の通りです。
- 防犯対策は必要
- 電気代は高い
- 音はうるさい
- 隣人に気を遣う
壁掛エアコンを設置できない場所で使うエアコンなので、割り切って使わないといけない部分も多かったなという印象です。詳細については記事内で順次説明していきます。
使用製品|コロナ リララ CWH-A1821
製品の詳細
販売会社 | CORONA(コロナ) |
シリーズ | ReLaLa(リララ) |
型番 | CWH-A1821 |
対応畳数 | 5~8畳 |
機能面 | 冷暖房兼用タイプ 除湿機能 換気機能 内部換気 |
サイズ | 幅 360 x 高さ 780 x 奥行 222 mm |
重量 | 約 24 kg |
年式 | 2021年モデル |
電気代はいくら?
窓用エアコン設置前後の年で電気代を比較したところ、私の場合だと電気代は夏場で月4,000円・冬場で月3500円ほどでした。そこからCWH-A1821の消費電力と上記の電気代で使用時間を割り出してみると、夏場・冬場とも1日8時間ほどの使用している計算になりました。
※電気代は「消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間 × 27(1kWhあたりの平均電気料金単価)」で計算
参考までに、窓用と壁用それぞれ1時間使用した場合の電気代を下の表にまとめました。比較先の「エオリア CS-GX221D」は同時期に発売された価格の近い壁掛けエアコンです。
リララ CWH-A1821 | エオリア CS-GX221D | |
---|---|---|
冷房 (消費電力) | 16.7円 (620W:50Hzの場合) | 3.6 ~ 20.8円 (135 ~ 770W) |
暖房 (消費電力) | 15.5円 (575W:50Hzの場合) | 3.3 ~ 35.6円 (125 ~ 1320W) |
壁掛エアコンの電気代が安くなる理由は、インバーターによる細かい温度調整が可能で省エネを実現しているからです。
一方で窓用エアコンはインバーターがありません。運転の休止と再開を繰り返しで室内の温度を調整しているため、電力消費が多くなり電気代が高くなってしまいます。
電気代に関しては割り切って使うしかないですね。
防犯対策は必須
上の画像は外から見た窓用エアコンです。
窓枠に本体を設置するので窓が半開きになっており、この状態では窓のクレセント錠がロックできないことが問題です。
さらに外からは施錠状況は丸見え。
このままでは空き巣にねらい目だと宣言しているようなもの。対策はどうすればいいでしょうか?
防犯グッズについて
クレセント錠がロックできない問題については、窓用補助錠を使用することで対策しました。
窓用補助錠とは、下の画像のように窓とサッシを押さえ圧着することで窓をロックします。
では肝心な防犯面についてはどうでしょうか?
使用した身として、錠としての能力はかなり優秀でした。ひとまずは安心して外出できます。
試しに外から窓を開けようとしましたが、びくともしません。窓用エアコンを設置するなら最低でも窓用補助錠の用意は必須レベルだと思います。
ほかにも稼働音から留守かどうか判断されやすいです。不在時に侵入された場合に備えて、窓センサーを導入するのもおすすめです。
賃貸物件での注意点
ドレン水の処理について
ノンドレンタイプ以外の窓用エアコンに限った話ですが、運転で発生したドレン水は外に排水します。
賃貸アパートやマンションでは廊下や通路など共用スペースに排水することもあると思います。最悪なケースとして、排水されたドレン水を踏んだ人が足を滑らせてケガをしてしまうことには気を付けたいです。
神経質な考えかもしれませんが、特に夏場の運転ではドレン水が多く発生するので注意が必要です。
余談ですが、私はたまたま通路にあった溝を利用して以下のよう排水対策をしました。
ドレン水が溝を通るような位置に漏斗の先端をテープで固定。
通路に溝がない物件ではバケツにドレン水を貯めるのもいいかもしれません。ただしバケツを置く場合は、物件の管理者へ事前に連絡して確認を取りましょう。
我慢が必要なところ
音はうるさい
コンプレッサー停止時にガタンと大きい音がなります。寝室に置いた場合、おそらくこの停止音で目が覚めると思うレベル。おおよそですが、約30分に1回の頻度で停止します。
運転中は始動→稼働→停止のサイクルを繰り返すので音に関しては煩わしく感じます。
また、稼働中も常に音はします。停止音よりマシですが、話し声などは聞き取りづらいです。
コロナの冷房専用シリーズにはコンプレッサーの停止音を和らげる「ゆっくり停止機能」が搭載されています。音に敏感な方はこちらを検討してもいいかもしれません。
小さい虫の侵入
窓用エアコンを設置する弊害として、窓の気密性が下がり所々に隙間が生まれてしまいます。
暖かい季節になるとこの隙間から小さい虫が入ってくることがあります。パッキンで隙間を埋めればいいものの、完全に隙間を埋めるのはなかなか難しいです。
小さい虫につられて蜘蛛も入ってくるのか、窓際には蜘蛛の巣が目立っていました。虫が苦手な方は虫よけグッズを置いておくことをおすすめします。
手動で温度調整する必要がある
細かい温度調整が苦手なので冷暖房が効きすぎてしまうことがあります。しっかり効き目があるという面では非常に助かりますが…。
適度な室温にするためには手動で温度を調整しないといけません。
まとめ
窓用エアコンは工夫と割り切りが必要な部分がありますが、壁掛けエアコンが設置できない部屋を快適にできるという点で魅力的な商品だと感じました。
暑くなると気になる熱中症ですが、もし病院に運ばれた場合医療費は点滴を受けて1万円ほど、一日入院になると5~9万円ほどになるようです。(引用元:公益社団法人全日本病院協会)
正直熱中症を予防する上では必須だと思います。設置の際の注意点は下記のまとめを参考にしてみてください。
- 防犯対策は必要
- 電気代は高いが仕方ない
- 音はうるさい
- 隣人に気を遣う
- 我慢が必要な部分もある
ちなみにですが、引っ越す際に買取に出したところ金額は4000円でした。うーむ。
以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。