【3年目の後悔】エルゴヒューマンプロ レビュー|利点と後悔について

こんにちは、ここまる(@CoCoM4Co)です。

コロナ禍で在宅勤務も増え、ほぼ1日イスに座る日も多くなり腰痛や肩こりに悩まされることも多くなりました。

そこで3年前(2023年現在)に意を決して購入した「エルゴヒューマンプロ オットマン」。

数年経ちましたが、イスによる体の不調に悩むことは無く快適にデスクワークができています。

高い買い物だったとはいえ、一部の後悔を除き十分満足しています。

この記事では「エルゴヒューマンプロ オットマン」のレビューと、3年使用しての感想と後悔を紹介します。

目次

エルゴヒューマンシリーズ 違いと比較

エルゴヒューマンには7種類のラインアップがありますが、比較表ではスケートは除外します。

  • エルゴヒューマンプロ オットマン ← 本記事で紹介
  • エルゴヒューマンプロ
  • エルゴヒューマン ベーシック
  • エルゴヒューマン フィット
  • エルゴヒューマン エンジョイ
  • エルゴヒューマン スマート
  • エルゴヒューマン スケート
モデル 価格独立ランバーサポート前傾チルトヘッドレストアームレストオットマン座面素材
プロ オットマン151,800円ありありあり
(選択可能)
ありありメッシュ
モールドクッション
プロ132,000円ありありあり
(選択可能)
ありなしメッシュ
モールドクッション
ベーシック121,000円ありなしあり
(選択可能)
ありなしメッシュ
モールドクッション
フィット115,500円ありなしあり
(選択可能)
ありあり
(選択可能)
メッシュ
モールドクッション
エンジョイ99,000円なしなしあり
(選択可能)
ありなしメッシュ
モールドクッション
スマート75,900円ありなしなしあり
(選択可能)
なしメッシュ
モールドクッション
エルゴヒューマン ラインナップ

エルゴヒューマンにした理由

私がエルゴヒューマンプロを選んだ理由は、試座した中で一番ピンと来たから。

当初はデザインの好みだけでハーマンミラーのアーロンチェアにしようとしていました。(ネットの評判も良かったので。)

ただ、ほぼ一生使い続けるであろう価格のイスなので、悔いが残らないように大塚家具まで視座に行きました。実際にアーロンチェアを視座してみたのですが、座面の硬さと形状に少し違和感が。

一通り視座した中で、一番しっくりきたのがエルゴヒューマンプロでした。着座した際のランバーサポートが腰を支えてくれる感覚が心地よく、腰痛持ちの自分に合いそうだなと。

正直短時間の試座だったので自分に合うかどうか不安でしたが、結果としてエルゴヒューマンプロを購入して正解でした。腰への負担が軽減されているのが実感できます。

上記の理由は私個人の感想なので、合う合わないは本人にしか実際わからないと思います。高級椅子の購入を考えている方は後悔しないためにも実店舗での試座をおすすめします。

エルゴヒューマンの特徴

ランバーサポートが腰の負担を軽減

ランバーサポートとは

人が立った時の自然な背骨のカーブ「S字カーブ」に近づけて、快適なデスクワークをサポートするための仕組み。

人は立った姿勢の時に背骨の形が緩く S 字を描くようなラインで形成されています。これは、人にとって最も自然で負担のかかりにくい姿勢です。

人が座るとその S 字のラインが崩れてしまいます。この状態を続けると体に負担がかかり人は疲れを感じるのです。

ランバーサポートは人が座った状態の時に、背中をなるべく「S 字カーブ」に近づけるようサポートするための機能です。

エルゴヒューマン公式サイト

エルゴヒューマン独自のランバーサポートは腰を支えるように背もたれから飛び出ており、体重をかけると腰がランバーサポートと一緒に沈み込みます。長年座って実感していますが、このランバーサポートの有無で腰への負担が段違いに変わります。

ソフトな支え心地ですが程よく腰を支え姿勢を整えてくれるので、長時間座っていても腰の疲労が溜まりにくいのが嬉しいんですよね。

高級感のあるエラストメリックメッシュ

エルゴヒューマンのチェアは2種類のメッシュ素材から選択することができます。私は通気性と弾力性に富んだ「エラストメリックメッシュ」にしました。

エラストメリックメッシュはメッシュの目が広く通気性も良いため、夏場でも熱がこもらず蒸れにくいです。

座面はメッシュからモールドクッション(低反発でへたりにくいクッション)に変更が可能です。私は見た目に統一感が欲しいこと、何より夏場の不快感を軽減したかったのでメッシュのままにしています。

張りのある座面はしっかりとした座り心地がありながら、絶妙な沈み込みもあり快適です。イメージとしては硬めのトランポリンに座っているような感覚でしょうか。

また、メッシュ座面は体圧分散に優れているため、長時間の使用でも疲れにくいメリットもありますよ。

自分の体形に合わせて細かく調整可能

自分に合わないイスを使い続けると腰痛以外にも肩こりや疲労の原因となりますが、エルゴヒューマンは部分ごとに細かい調整ができるのが便利です。

座面と背もたれといった座り心地に直接関わる部分は、イスに備え付けられたハンドル一つで簡単に調整が可能です。仕事で集中したい時やリラックスしたい時など場面によってすぐに調整できるのはとても便利。

エルゴヒューマン(プロ)の調整機能は以下になります。

背もたれ・ランバーサポート

4段階の調整が可能で、20cm / 1段階ごとに調整できます。

背もたれとランバーサポートは一体化しており、どちらかだけを調整することはできません。

最も下げた状態
最も上げた状態
4段階の調整が可能

座面の高さ

座面はシリンダー部分が昇降し約9cmの幅で調整が可能です。

最も低い状態
最も高い状態

座面の奥行き

座面の奥行きは10段階のスライドができ、5.5mm / 1段階ごとに調整できます。最大で約5.5cmのスライドが可能です。

太ももの乗りや膝裏までの距離が変えることができるので、好みの着座位置(深く座る・浅く座る)に合わせることができます。

座面の大きさはおよそ縦50cm×横50cm。男性でもギリギリあぐらはかけますが、アームレストが太ももと当たるので座り心地は悪いです。イスの上であぐらをかきたい人は注意。(片足あぐらなら快適にできます。)

スライド無しの状態
最もスライドした状態

座面の前傾チルト

エルゴヒューマンプロにのみ搭載。座面後方を最大20mm高くすることができます。

筆記やタイピングなど、作業中に前傾姿勢になったときに大腿部や下腹部への圧迫を軽減することができます。

アームレストの高さ・パッドのスライド・左右角度

高さは8段階の昇降ができ、8mm / 1段階ごとに調整できます。最大で約8cm高さ調整が可能です。

最も低い状態
最も高い状態

パッド部分は前後で約10cm、左右で約5cm移動できます。

最も後方に移動した状態
最も前方に移動した状態
左右を最も内側にした状態
左右を最も外側に出した状態

角度は左右のみ4段階で調整できますが、上下の角度には調整できません。

最も角度を外側にした状態
最も角度を外側にした状態

ヘッドレストの高さ・角度

高さは5段階の昇降ができ、5mm / 1段階ごとに調整できます。最大で約5cmの高さ調整が可能です。

最も下げた状態
最も上げた状態

角度調整は4段階です。

最も下を向いた状態
最も上を向いた状態

リクライニング

リクライニングの角度は4段階で調整可能です。最大まで倒してもイス自体の重量が28.3Kgあるので安定します。

リクライニング無し
リクライニングが最大

エルゴヒューマンを3年使ってみて

腰と肩への負担が軽減された

エルゴヒューマンに座り始めてから体への負担、特に腰や肩の負担が確実に軽減されました。在宅勤務など長時間の使用でも疲労が溜まりにくいです。

ここまる

別のイスに座ると違和感があり、特に会社のデスクワークは少し苦痛にも感じます…。

細かい調整が効くことで正しい姿勢を保つことができるのは大事で、相性の合うエルゴヒューマンに出会えたのは幸運でした。

存在感があり絵になる

使い始めはアーロンチェアのデザインが良かったなともやもやしていましたが、使い続けるうちにエルゴヒューマンのデザインも気に入るようになりました。

メッシュの透け感でスリムにみえつつ、流線形のアルミフレームでダイナミックかつスタイリッシュな雰囲気がとてもいいです。

社長椅子のような高級感のある佇まいもあり、つい写真を撮りたくなってしまいます。

埃が溜まりやすい

座面をメッシュにした場合ですが、座面と服がこすれた際の埃がメッシュの目から座面下に落ち、埃が溜まりやすいです。

掃除をしようにも座面下の隙間に手が入りにくいので掃除は少し面倒。なのでクイックルハンディやエアダスターで埃の掃除をしています。

ヘッドレストが遠い

背もたれにもたれるだけではヘッドレストに頭が届きません。頭を後方に倒さないと支えてくれないので、ヘッドレストを使いながら作業をするのは難しいです。

また、ヘッドレストは前後に調整できないので、息抜き(リラックスした体勢)をするときに使用するしかできないのが少し残念です。「エルゴヒューマン フィット」のように前後の調整ができたらよかったのですが…。

唯一、後悔している点

「エルゴヒューマンプロ オットマン」を購入して唯一後悔しているのがオットマンの部分。3年間で最初の一回しか使っていません。

理由は2点あります。

  • 部屋着(スウェット素材など)だと足を伸ばした時に滑る
  • ふくらはぎを支える体勢になるので落ち着かない(短い)

上記の理由もあり「わざわざ引き出してまで使おうと思えなかった」ことが後悔の原因に繋がっています。

リラックスしようにも足の支えがふくらはぎなのでどうにも落ち着かず、なおかつ深く座るとお尻が滑っていくんですよね。

オットマンの有無で約2万円ほど変わるので、それなら別売りのオットマンまたはフットレストを購入するのでもよかったかなと後悔しています。

まとめ

エルゴヒューマンはモデルが複数あり違いがわかりにくいですが、自分に合ったモデルを選べば満足度は非常に高いと思います。

仕事と趣味、どちらでも扱いやすくイスが違うだけで作業の生産性が大幅に上がります。

体に合ったイスを選ぶことは健康面にも影響があるので、イスの購入を考えている方はお店で座ってみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

パソコンの前に座ることが趣味です。モノを使って感じたコトや日々の体験など、気ままに記事にしています。

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