スピーカーを置くならやっぱりいい音で聴きたいですよね。ただ、音質を求めるとサイズも大きくなりがち。
「Bose TV Speaker」は広がりのある豊かな音を楽しめるコンパクトなサウンドバーで、「TV Speaker」という商品名ですがPCデスクなど限られたスペースでも活躍してくれます。もちろんテレビと接続しても活躍してくれますよ。
私がこのサウンドバーを使っていてで感じているメリットとしては、
- 声が聞き取りやすくなる
- テレビの音質が格段に良くなる
- コンパクトで設置しやすい
- テレビゲームが盛り上がる
- 迫力ある音のBluetoothスピーカーとして使える
などなど、普段の生活にもっといい音を簡単に組み込むことができる優れものです。
この記事は「Bose TV Speaker」を実際に使ってみてのレビューになります。Bose TV Speakerについて知りたい方や、サウンドバーの購入に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
Bose TV Speaker について
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サイズ
幅59.5cm、奥行き10cm、高さ5.5cmとサウンドバーの中ではコンパクトなサイズ。
大きさ的には、27インチのモニターの横幅とほぼ同じサイズです。モニター下に置くときれいに収まります。
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40インチのテレビモニターに置くとこんな感じの大きさです。
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音声入力は有線またはBluetooth
音声入力は4つ方法があります。
- HDMI(ARC)接続
- 光デジタル接続
- AUX
- Bluetooth(通信距離:最大9m)
テレビなら有線接続で電源連動するので、テレビ側の電源をオンにすればTV Speakerもオンになります。また「自動ウェイクモード」を使えば、PCでもTV Speakerに音声信号が伝わると電源が自動でオンになります。
付属するケーブルは光デジタルケーブルのみで、HDMIケーブルやAUXケーブルを使う場合は別途購入する必要があります。
外観とデザイン
全体的にデザインはシンプルで、あくまでテレビを際立たせる立ち位置を想定しているのか主張は控えめです。(私としては大歓迎なデザイン)
カラーは上品なマットブラック。
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側面までぐるりと回るメタルグリルがかっこよく、ここも個人的にかなり好きなポイント。
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窪みから覗くインジケーターのLEDライト。
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リモコンと機能
リモコンのサイズは長さ10.5cm、幅4cm、厚さ1cm。電池は「CR2032」または「DL 2032」で、もともとリモコンに入っているので用意する必要はありません。
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Bose TV Speakerの主な特徴として下記の機能があり、リモコンから操作が可能です。
自動ウェイクモード | 接続機器からTV Speakerに音声信号が伝わると電源が自動でオンになる機能 |
ダイアログモード | セルフやトークなど、人の声を強調する機能 |
BASS | 低音の強弱を5段階の間で調節する機能 |
Bose TV Speaker 使ってみた感想
人の「しゃべり声」が聞き取りやすい
Bose TV Speakerは「トークやセリフがクリアに聞こえる」が謳い文句ですが、実際その通りで人の声を聞き取りやすいです。
デフォルトでも聞き取りやすいですが、さらに人の声を強調したい時は「ダイアログモード」があります。ニュース・ドラマ・バラエティ番組・オーディオブックなど、声がメインのコンテンツで効果覿面です。
では音楽のボーカルはどうでしょうか。
「宇多田ヒカル」「YOASOBI」「米津玄氏」を聞き比べてみましたが、所感としては男女関係なくボーカルが特段クリアに聞こえるということはありませんでした。
Bose TV Speakerを使っている感想としては「しゃべり声」ならハッキリとしたクリアな音に、「曲の中の歌声」だとクリアさは少しぼやけるかなといった印象です。
ただ、音楽を聴くにしてもフルレンジスピーカーを2つ搭載しているので、音質としては豊かでよく響きます。基本的にどの場面でも十分な活躍をするスピーカーだと感じます。
PC接続と相性が良いサウンドバー
私はBose TV SpeakerをPC接続をメインに使用しており、27インチモニターの下に設置しています。
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大きさも丁度良く、空きスペースに設置しやすいのがサウンドバーの利点ですね。
他にもサウンドバーをPCに接続するメリットがあります。
- コードの管理が楽になる
- マルチモニターでも設置場所に困らない(左右に置かなくてもいい)
その中でBose TV Speakerを選ぶ大きなメリットですが、
- ゲーム配信やオーディオブックなどで声がはっきり聞こえる
- 高さ5cmの薄型なのでモニターに置きやすい
上記のような理由もあり、私はPCに接続するサウンドバーはBose TV Speakerが一番いいと思っています。
「自動ウェイクモード」のおかげで通常のスピーカーと同様電源を付ける手間もありませんし、背面のケーブルの接続部には角度が付いているためコードの取り回しに苦労もしません。
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なにより主張が控えめなのに上品なデザインがいいんですよね。
PCスピーカーの音質に満足できない、もっと良くしたいという方にもおすすめです。
スピーカーとして利用できる場面が豊富
スピーカーとして選択肢が多いのは単純にありがたいです。
Bluetoothで接続すれば、なにか作業をする時にカフェミュージックなどを流せば、集中しながら作業ができるので効率も上がります。テレビを見ながらだと集中できないけど、音は流れていて欲しい時にもいいですよ。
Bose TV Speakerは持ち運びやすい手軽さが無い分、パワフルなサウンドを大人数で楽しめます。友人や家族とスマートフォンの中の動画をテレビ画面に映して楽しむときにも持ってこいです。
テレビゲームとの相性もいいので、みんなでパーティーゲームをワイワイ遊ぶときに使えばいつも以上に充実しますし、盛り上がるんですよね。
Bose TV Speaker の気になるところ
あくまで「テレビの音」をよくする目的のスピーカー
Bose TV SpeakerはテレビやPCで使う用途であれば十分な音質はあると感じます。
ただ、本製品はBOSE特有の低音ガンガンなスピーカーというわけではありません。低音の強弱を5段階で調整するBASS機能もありますが、「映画を大迫力で楽しみたい」や「ホームシアターに使いたい」といった用途には力不足な面があると思います
もし重低音の迫力を追加するのであれば「Bose Bass Module 500」か「Bose Bass Module 700」を購入する必要がでてきます。
本製品は公式ページ見るとわかりやすいですが、あくまでテレビからのしゃべり声や音を拡張する目的のスピーカーです。
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購入して後悔しない人としては、
- テレビの音をはっきりさせたい
- テレビドラマやニュースなどセリフの多い番組をよく見る
- 音楽番組の曲を良い音で聞きたい
などを考えている人におすすめできるサウンドバーだと思います。
ほぼ問題はないがBluetooth接続の音ズレとコーデック
Bluetooth接続でYoutubeなど動画の音声を聞いてみると、多少音がずれてるかな?と感じることがあります。用途として音楽を流す目的がほとんどだと思うので、ほぼ問題はありませんが気になった点として記載しておきます。
またBose TV Speakerの対応コーデックは「SBC」のみで、高音質な「aptX」「AAC」「LDAC」には対応していません。できれば対応して欲しかったですね…。
まとめ
お値段は約3万円と少し高いですが、その分デザインも性能も満足できるサウンドバーです。設置もケーブル1本と電源をつなぐだけなので、音の調整も必要なくすぐにいい音を生活に取り込むことができる優れもの。
そんな「Bose TV Speaker」ですが、おすすめできる人は次のような人かなと思います。
- 普段テレビの前に居ることが多い
- コンパクトだけど音質の良いサウンドバーが欲しい
- PC接続で扱いやすいサウンドバーを探している
以上、「Bose TV Speaker」のレビューでした!